離婚するのには理由が存在するはずです。また離婚という法で定められた制度を利用するためには理由が必要です。ここでは離婚を成立させる為に必要な離婚理由を事例・判例をふまえて詳しく説明いたします。
難病を原因とする離婚請求は認められる?
離婚したいとなった場合、まずは協議離婚という当事者同士の話し合いにより、離婚やその条件について合意し離婚届を提出する方法を取るケースが一般的となります。
しかし、話し合いでは解決できない場合や顔すら合わせたくないケースなどの場合は調停離婚...
子供がいる場合、有責配偶者からの離婚請求は認められる?
有責配偶者とは?
有責配偶者とは、婚姻関係を継続できない状況。つまり離婚の原因を作り、結婚生活を破たんさせた配偶者のことをいいます。
結婚生活を破たんさせる行為の例は、不倫をしたり、暴力をふるったりといったことが挙げられます。
原則...
精神病を理由とした離婚請求は認められるの?
精神病を理由とした離婚請求は認められる?
民法は、離婚原因の一つとして、配偶者が回復の見込みのない強度の精神病にかかっていることを規定しています(民法770条1項4号)。また、これに当たる場合でも、一切の事情を考慮して婚姻継続を相当...
【最高裁判断】離婚の慰謝料を不倫相手には請求できず!
2019年2月19日に大きく取り上げられた「離婚慰謝料」を不倫相手に請求できないという最高裁における初判断のニュース。
裁判31年2月19日 事実と判旨
事実
1994年に結婚した夫妻の妻が、2009年から職場の男性と不...